基礎知識

ハイヤードライバーの働き方を徹底解説!車庫番・専属・請負の違いとは?

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はじめに

ハイヤードライバーへの転職を考えていても実際にどのような働き方をする仕事なのか、具体的にイメージできない人も多いでしょう。

「ハイヤードライバー 働き方」と検索しても、勤務時間や休日、仕事内容の違いまで詳しく分からず不安を感じる人も少なくありません。

この記事では初心者に向けて、車庫番・専属・請負という3つの働き方を中心にそれぞれの特徴やメリット・デメリットを全ての働き方を経験した現役ドライバーが詳しく解説します。

ハイヤードライバーの働き方だけでなく、勤務時間や休日事情も分かるため自分に合った仕事なのか具体的に判断できるようになります。

転職してから後悔しないためにも、まずはハイヤードライバーのリアルな働き方について一緒に詳しく見ていきましょう。

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ハイヤードライバーの主な働き方

車庫番(スポット型)

ハイヤードライバーの働き方「車庫番(スポット型)」とは、毎日決まったお客様ではなく、その都度依頼された送迎を担当する働き方です。

主な業務は空港送迎やホテル送迎、役員の朝夕の通勤のみの利用などで、運行ごとに担当するお客様や目的地が変わるのが特徴です。

運行が終わると営業所や待機場所へ戻り、次の配車指示を待つため、待機時間が比較的長くなる日も少なくありません。

一方で、さまざまなお客様を担当できるため、多様な運行経験を積みやすく、運転技術や対応力を磨けるメリットがあります。

実際に入社した後はまずはこの働き方で経験を積んでいくのがセオリーとなります。

専属ドライバー

専属ドライバーとは、特定の企業の役員を担当し、毎日ほぼ同じお客様の送迎を行う働き方を指します。

使用する車両が営業所所有の緑ナンバーのハイヤー車両というのが特徴です。

お迎え場所や送迎ルートがある程度決まっているため、一日の流れを把握しやすいです。

担当するお客様と長く関わるため、運転技術だけでなく、信頼関係を築く姿勢や細やかな気配りも重要になります。

請負ドライバー

請負ドライバーとは、ハイヤー会社に所属しながら、契約先の企業へ常駐して送迎業務を担当する働き方です。

営業所には出社せずに直行直帰で、先方の会社が所有する白ナンバーの車両を使用するというのが専属ドライバーとの大きな違いです。

勤務場所は契約企業ごとに決まっており、その企業の役員や社員の送迎を中心に業務を行うケースが一般的です。

専属ドライバーに近い働き方ですが、使用する車両が会社によって大きく異なり、営業所にはないような高級外車というパターンも多く見られます。

あくまでも所属はハイヤー会社ですが基本的に営業所には出社しないので、まるで転職したかのような不思議な感覚になることもある働き方です。

車庫番ドライバーとして働くメリット

休日の融通か効きやすい

車庫番ドライバーとして働くメリットのひとつが、専属や請負と比べて休日の希望が通りやすく比較的予定を立てやすい点です。

専属ドライバーの場合は担当するお客様の予定が優先されるため、自分が休みたい日に必ず休めるとは限らないこともあります。

一方、車庫番は複数のドライバーで仕事を回しているケースが多く、事前に申請しておけば希望する日に休みを取りやすい傾向があります。

家族との予定や旅行、趣味などのプライベートな時間を確保しやすいため、仕事と私生活を両立したい人には大きなメリットです。

ただし、休日の取りやすさや勤務体制はハイヤー会社によって異なるため、転職前に希望休やシフトの仕組みを確認しておきましょう。

未経験者でも始めやすい

車庫番ドライバーは、ハイヤー業界が初めての人でも仕事の基本を覚えながら経験を積みやすく、比較的始めやすい働き方です。

専属のように特定のお客様を継続して担当するわけではないため、最初から高い対応力や深い信頼関係を求められる場面は多くありません。

また、さまざまなお客様の送迎を経験することで、運転技術だけでなく接客マナーや都内の地理なども少しずつ身につけられます。

仕事を通して経験を積みながらハイヤードライバーに必要なスキルを学べるため、未経験からスタートする人には適した働き方といえるでしょう。

将来的に専属や請負を目指している人にとっても、まず車庫番で基本的な仕事の流れを身につけておくことは大きな経験になります。

車庫番ドライバーとして働くデメリット

時期によっては稼ぎにくい場合がある

車庫番ドライバーのデメリットとして、専属や請負と比べると仕事量が安定しにくく収入を大きく伸ばしにくい場合があることが挙げられます。

あらかじめ入っている予約を公平に割り振っていくので、仕事が少ない時期は残業時間も減りやすく、残業代などが収入に影響する給与体系では毎月の給料に差が出ることもあるでしょう。

一方、専属や請負では決まったお客様の仕事を継続して担当するため、車庫番より勤務時間や仕事量を確保しやすい傾向があります。

そのため、収入を重視してハイヤードライバーとして働きたい人は、給与体系だけでなく配属後の働き方まで確認することが大切です。

先々の仕事内容が分からない場合が多い

車庫番ドライバーのデメリットのひとつが、事前に仕事が決まっていないことも多く先々の仕事内容を把握しにくい点です。

前日に翌日の仕事の割り振りをしたり、当日の稼働状況を見て次の担当業務が決まることもあるので、その日の行き先やお客様が直前まで分からないケースもあります。

専属ドライバーのように決まったお客様を担当する働き方とは異なり、勤務時間や帰宅時間を事前に予測しにくいこともあるでしょう。

また突然長時間の仕事や遠方への送迎を担当する可能性もあるため、仕事終わりに予定を入れにくいというデメリットもあります。

一方で、さまざまな仕事内容を経験できるため、変化のある働き方を楽しめる人にとっては、必ずしもデメリットになるとは限りません。

専属・請負ドライバーとして働くメリット

決まったお客様を担当できる

専属・請負ドライバーの大きなメリットは、基本的に決まったお客様を継続して担当するため仕事の流れを把握しやすいことです。

同じお客様を担当していると、よく利用する目的地や移動する時間帯、車内での過ごし方なども少しずつ把握できるようになります。

お客様の好みや行動パターンを理解できれば、毎回細かな指示を受けなくても先回りして準備できスムーズな対応につながります。

また、日々の送迎を通してお客様との信頼関係を築きやすく、自分の運転や接客を信頼してもらえることも大きなやりがいです。

さまざまなお客様を担当する車庫番とは異なり、一人のお客様に合わせた質の高いサービスを追求できる働き方といえるでしょう。

業務内容を把握しやすい

専属・請負ドライバーはお客様の予定が事前に決まっているケースが多く、先々の業務内容を把握しやすいことがメリットです。

出発時間や目的地、訪問先などの予定があらかじめ分かっていれば、走行ルートや所要時間についても余裕を持って確認できます。

また、翌日以降のスケジュールまで共有される職場であれば、勤務時間や帰宅時間の目安を立てやすくなる点も魅力といえるでしょう。

私の経験上、概ね1週間〜1ヶ月程度のスケジュールがドライバーに共有されるケースが多いかと思います。

先々の予定が分かることで仕事に向けた準備もしやすく、急な依頼が多い車庫番と比べて落ち着いて業務に取り組みやすくなります。

ただしお客様の都合によって予定が急に変更される場合もあるため、専属・請負であっても臨機応変な対応力は必要になります。

収入が安定する

専属・請負ドライバーは決まったお客様の送迎を継続的に担当するため、車庫番と比べて仕事量を確保しやすい傾向があります。

毎日の送迎スケジュールがある程度決まっていれば勤務時間も安定しやすく、残業代などを含めた毎月の収入も予測しやすくなります。

一方、車庫番は仕事の依頼状況によって勤務時間が変わるため、仕事が少ない時期には残業が減り収入が下がってしまう場合もあります。

専属・請負であれば、担当するお客様がいる限り一定の仕事量を見込めるため、安定した収入を重視する人には大きなメリットです。

専属・請負ドライバーとして働くデメリット

お客様との相性に左右される

専属・請負ドライバーのデメリットとして、担当するお客様との相性によって仕事のしやすさが大きく左右されることが挙げられます。

決まったお客様を長期間担当する働き方だからこそ、性格や考え方が合わない場合でも日々の送迎では継続して接する必要があります。

たとえば運転方法や車内環境などに細かな要望が多いお客様を担当すると、常に気を遣いながら仕事をする場面も増えるでしょう。

一方でお客様との相性が良く信頼関係を築くことができれば、細かな好みや要望も理解できるため仕事は進めやすくなっていきます。

加えてどうしても相性が合わない場合は、担当を降ろしてもらうように営業所の担当職員に相談することもできます。

専属・請負はお客様との距離が近い働き方だからこそ、相手に合わせて柔軟に対応できる人ほど長く続けやすい働き方といえるでしょう。

休日の融通が効きにくくなる

専属・請負ドライバーは決まったお客様の予定に合わせて勤務するため、車庫番と比べると休日の融通が効きにくくなる場合があります。

また、休日にお客様の予定が入った場合には出勤を求められることもあり、家族との予定や旅行などを調整しなければならない場合もあります。

一方でお客様の休日や月間スケジュールがある程度決まっていれば、それに合わせて自分の予定を事前に立てやすいという側面もありますし、どうしても都合が悪い場合は代理のドライバーを手配してもらうこともできます。

休日を重視して働きたい人は、専属・請負になる前に休日のパターンや代務者の有無などを確認しておくことが大切です。

道を忘れがち

専属・請負ドライバーは決まったお客様を担当するため、普段訪問する目的地や走行ルートもある程度固定される傾向があります。

同じ道を繰り返し走ることで担当業務には慣れやすくなる一方、以前覚えた別の地域の道を使う機会は少なくなってしまいます。

その状態が長く続くと、久しぶりに普段とは違う地域を走る際に以前は覚えていた道や目的地を忘れていることも珍しくありません。

特に担当変更などで車庫番に戻った場合は幅広い地域を走る機会が再び増えるため、道を思い出すまで苦労する可能性があります。

そのため、専属・請負になったあとも道路情報を確認するなど、日頃から幅広い道に関する知識を維持しておくことが大切です。

ハイヤードライバーの勤務時間と休日事情

一般的な勤務時間

ハイヤードライバーの勤務時間は一般的な会社員とは異なり、担当するお客様の予定や仕事の内容によって大きく変わるのが特徴です。

基本的には朝から夕方までの勤務が中心ですが、早朝の送迎や夜の会食後の送迎などが入れば勤務時間が長くなる場合もあります。

とくに専属・請負ドライバーはお客様のスケジュールに合わせて動くため、出勤時間や退勤時間が日によって変わることも珍しくありません。

ハイヤー会社や専属先によって勤務体系は大きく異なるため、転職する際は始業・終業時間や残業の実態まで確認しておくことが大切です。

残業はどれくらいあるのか

ハイヤードライバーの残業時間は所属する会社や担当するお客様、その日に振られる仕事によって大きく異なるため一概にはいえません。

とくに専属・請負ドライバーはお客様の予定に勤務時間が左右されるため、会食や接待などが長引けば残業時間も増える傾向があります。

一方車庫番ドライバーはその日の仕事量によって残業時間が変わり、仕事が少ない日には定時に近い時間で退勤できる場合もあります。

残業時間は収入や生活リズムにも大きく影響するため、転職前には月の平均残業時間や残業代の仕組みまで確認しておきましょう。

土日祝日の勤務事情

ハイヤードライバーは企業の役員などを送迎する仕事が中心となるため、一般的には平日の勤務が多く土日祝日は休みになることが多いです。

ただし担当するお客様によっては休日にゴルフや会食、空港送迎などの予定が入り土日祝日に出勤しなければならない場合もあります。

とくに専属・請負ドライバーはお客様のスケジュールに合わせて働くため、必ずしもカレンダーどおりに休めるとは限りません。

一方車庫番ドライバーは複数人で仕事を回しているケースも多く、事前に希望を出すことで土日祝日に休みを取れる場合もあります。

休日の仕組みはハイヤー会社や配属先によって大きく異なるため、転職する際は年間休日数だけでなく休日出勤の頻度も確認しておきましょう。

長時間勤務になりやすいケース

ハイヤードライバーはお客様の予定に合わせて働くため、早朝から夜まで複数の送迎が続く日は勤務時間が長くなる場合があります。

たとえば朝の自宅へのお迎えから始まり、日中の移動や会食後の送迎まで担当すると拘束時間が長くなりやすいでしょう。

またゴルフや遠方への送迎、空港への送り迎えなどでも長時間勤務になることがあります。

とくに専属・請負ドライバーは、お客様の予定変更や会食の延長などによって当初の予定よりも退勤時間が遅くなるケースも珍しくありません。

ただし長時間勤務のすべてを運転して過ごすわけではなく、仕事の合間には待機時間が発生することもハイヤードライバーならではの特徴です。

ワークライフバランスは保てるのか

ハイヤードライバーでもワークライフバランスを保つことは可能ですが、会社や配属先、担当するお客様によって働きやすさは大きく異なります。

専属・請負ドライバーはお客様の予定に勤務時間が左右されるため、仕事終わりの予定を立てにくく帰宅時間が遅くなる日もあります。

一方車庫番ドライバーは希望する日に休みを取りやすいケースもあり、働き方次第ではプライベートとの両立もしやすいでしょう。

仕事と私生活のどちらも大切にしたい人は、給与だけで判断せず、勤務時間や休日、配属先の働き方まで確認することが重要です。

まとめ

ハイヤードライバーには大きく分けて車庫番・専属・請負という働き方があり、それぞれ仕事内容や勤務スタイルに大きな違いがあります。

同じハイヤードライバーでもどの働き方を選ぶかによって収入や休日、勤務時間などが変わるため、特徴を理解しておくことが重要です。

とくに今回の記事で押さえておきたいポイントをまとめると、以下のとおりです。

  • 車庫番は休日の融通が効きやすくさまざまな仕事を経験できるため、未経験者でも仕事を覚えながら成長しやすい働き方
  • 専属・請負は決まったお客様を担当するため、業務内容を把握しやすく、仕事量や収入も比較的安定しやすい働き方
  • 専属・請負はお客様との相性に左右されやすく、休日や勤務時間も担当するお客様の予定によって変わる場合がある
  • ハイヤードライバーは早朝や夜間の送迎、ゴルフや会食などの仕事によって拘束時間が長くなるケースもある
  • ワークライフバランスを重視する場合は、給与だけでなく勤務時間や休日、配属先の働き方まで確認することが重要

ハイヤードライバーは一般的な会社員とは異なり、お客様の予定に合わせて働く場面が多いため勤務時間が毎日同じとは限りません。

その一方で、自分に合った会社や配属先を選ぶことができれば、安定した収入を得ながら長く働き続けることも十分に可能です。

車庫番・専属・請負それぞれのメリットとデメリットを理解したうえで、自分が何を重視して働きたいのかを考えることが、後悔しない転職への第一歩です。

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この記事の筆者
りょう
りょう
現役ハイヤードライバー
30代、40代、50代からでも最高の転職を!
都内大手ハイヤー会社で働く現役のハイヤードライバー。
前職までは飲食業に従事し、うつ病直前まで疲弊するもハイヤードライバーに転職して人生が劇的に好転。
普段脚光を浴びることの少ないハイヤードライバーという仕事について、いい事も悪い事も赤裸々にお伝えしていきます。
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