ハイヤードライバーあるある|現役なら思わず共感する仕事のリアル
はじめに
ハイヤードライバーとして働いていると他の仕事ではなかなか経験しない独特な出来事がたくさんあります。
長時間の待機、予定変更、渋滞へのプレッシャー、泊まり勤務など、最初は戸惑っていたことも何年か続けているうちに当たり前になってしまうものです。
そして現役ドライバー同士で話していると、「それ、あるあるだよね」と盛り上がることも少なくありません。
この記事ではそんなハイヤードライバーなら思わず共感してしまう「ハイヤーあるある」を紹介します。
特に現役ドライバーの方は「自分はいくつ当てはまるかな?」と気軽に楽しみながら読んでみてください。
ハイヤードライバーに向いているか気になる方へ
「自分にもハイヤーの仕事ができる?」「接客が得意じゃなくても大丈夫?」と気になる方は、まず自分の適性をチェックしてみましょう。
25問に答えるだけで、安全運転・時間管理・接客・待機時間への適性など、7つの項目からあなたのハイヤー適性を診断できます。
ハイヤードライバーなら思わず共感する「あるある」

予定より早く着きすぎて時間を持て余す
ハイヤーの仕事では遅刻はできる限り避けなければなりません。
そのため渋滞や道路状況を考えてかなり余裕を持って目的地へ向かうことが多くなります。
結果として道路が思った以上に空いていると予定より30分以上早く到着してしまうことも珍しくありません。
「遅れるよりは早いほうがいい」と分かっていても早く着きすぎると今度は時間を持て余します。
近くの待機場所を探したり、コンビニで時間を調整したりするのもハイヤードライバーの日常です。
「ちょっと待ってて」が全然ちょっとじゃない
お客様から「ちょっと待ってて」と言われ、そのまま長時間待機になった経験があるドライバーは多いでしょう。
お客様にとっての「ちょっと」は、必ずしも5分や10分とは限りません。
30分、1時間、場合によってはそれ以上待つこともあります。
最初の頃は「そろそろ出てくるかな」と何度も時計を確認しますが、慣れてくると「たぶんまだまだだな」と落ち着いて待てるようになります。
ハイヤーにおける「ちょっと」は、かなり幅のある表現だと考えておいたほうがいいでしょう。
お客様が出てきそうになると急に落ち着かなくなる
長時間待機している間は比較的のんびりできます。
ところがお客様が出てくる予定時刻が近づくと一気に緊張感が高まります。
座席を確認し、空調を調整し、車内を軽く見回してすぐに出発できる状態を整えます。
ビルの入口が見える場所なら人が出てくるたびに「お客様か?」と反応してしまうこともあります。
待機中と運行直前でスイッチが一気に切り替わるのもハイヤードライバーならではでしょう。
トイレに行った瞬間にお客様が出てきそうで怖い
長時間待機で困るのがトイレ問題です。
「今なら大丈夫だろう」と思って車を離れた瞬間に限ってお客様が出てきそうな気がします。
そのため待機時間が長くてもなかなか車から離れられません。
特に出発時間が決まっていない場合はトイレへ行くタイミングを見極めるのも意外と難しいものです。
意外と道を知らない
ハイヤードライバーというと、「東京中の道をすべて知っている」と思われるかもしれません。
しかし実際には知らない道はたくさんあります。
毎日同じエリアを走る人など、担当するお客様によって行き先がある程度決まっていることが多いからです。
そうなると普段行かないエリアの道は忘れがちになってしまいます。
もちろん主要道路やよく使うルートには詳しくなりますが細い裏道まで完璧に覚えているとは限りません。
むしろ大切なのはすべての道を暗記することではなく、状況に応じてルートを調べ安全かつ確実に目的地へ向かうことです。
「ハイヤードライバー=道を全部知っている」というイメージと現実には意外とギャップがあります。
道に関してはタクシードライバーの方が詳しいかもしれません。
「今日は早く終わりそう」と思った日に限って仕事が伸びる
スケジュールを見て、「今日は早く帰れそうだな」と思う日があります。
ところがそんな日に限って予定が追加されたり、お客様の会食が長引いたりします。
結果としていつもより遅くまで仕事をすることになるケースもあります。
反対に「今日はかなり遅くなりそうだ」と覚悟していた日に予定がキャンセルされて早く終わることもあります。
ハイヤーの仕事はお客様の予定に左右されるため終了時間だけは最後まで信用できない。
これもハイヤードライバーあるあるの一つです。
洗車した直後に雨が降る
きれいに洗車して、「今日は完璧だ」と思った直後に雨が降る。
これはハイヤードライバーに限った話ではありませんが車を常にきれいにしておく必要がある仕事だからこそダメージも大きくなります。
天気予報では降らないはずだったのに突然雨が降ってくることもあります。
せっかくきれいにしたボディに水滴がついていく様子を見ながら、なんとも言えない気持ちになるものです。
車内の小さな汚れが異常に気になる
ハイヤーではお客様が乗車する前に車内を確認します。
その習慣がつくと小さなホコリや髪の毛にもすぐ気づくようになります。
一般的には気にならない程度の汚れでも一度見つけると放置できません。
後部座席の足元やシート、ドア周辺などを何度も確認することもあります。
車内を見る目がどんどん厳しくなっていくのも職業病の一つです。
運転中のハイヤーあるある

信号が全部赤になると妙に焦る
時間に余裕を持って走っていても信号に連続して引っかかると少し焦ります。
「さっきの信号も赤だったのに、また赤か……」と思うこともあるでしょう。
特に到着時間が迫っていると一つひとつの赤信号が普段以上に長く感じます。
もちろん、だからといって無理な運転をするわけにはいきません。
焦る気持ちを抑えながら安全運転を続ける必要があります。
時間を気にしながらも、それを運転には出さない。
これもハイヤードライバーに求められる部分です。
渋滞すると自分のせいではないのに申し訳なくなる
高速道路や都内の幹線道路では突然渋滞に巻き込まれることがあります。
渋滞そのものはドライバーの責任ではありません。
それでもお客様を乗せていると「申し訳ないな」と感じてしまうものです。
特にお客様が飛行機や新幹線、重要な会議などに向かっている場合はプレッシャーも大きくなります。
「やっちまった、、」「もっと早く別ルートに切り替えられなかったか」と考えてしまうこともあります。
ハイヤードライバーを続けていると渋滞に対する感覚が一般のドライバーとは少し変わってきます。
後部座席が静かすぎると逆に緊張する
お客様が電話をしていたり、会話をしていたりすると車内にはある程度音があります。
しかし後部座席が完全に静かになると逆に緊張することがあります。
「何か気になることがあるのかな」
「車内温度は大丈夫かな」
「運転が気になっているのかな」
そんなことを考えてしまうのです。
実際には単純に仕事をしていたりスマートフォンを見ていたりするだけなのですが、静かすぎる車内は妙な緊張感があります。
お客様が寝ると運転がさらに慎重になる
お客様が後部座席で眠り始めると、「できれば起こしたくない」という気持ちになります。
いつも以上にブレーキを滑らかに踏み段差やカーブにも注意するようになります。
車線変更もできるだけゆっくり行い乗り心地を優先します。
無事に目的地まで眠ってもらえたときには、少し達成感すら感じることがあります。
お客様の睡眠を守りながら走るというのもハイヤーならではの感覚かもしれません。
到着直前の最後の信号がやたら長く感じる
目的地がもう目の前なのに、その直前の信号が赤。
ハイヤードライバーなら一度は経験したことがあるでしょう。
特に到着予定時刻ギリギリのときほど、その信号が異常に長く感じます。
あと数十メートルなのに進めない。
時間を確認しながら「早く青になってくれ」と心の中で願います。
もちろん実際には数十秒程度なのですが運行中の数十秒は普段とはまったく違う感覚になります。
プライベートでの職業病あるある

プライベートでも後部座席の乗り心地が気になる
ハイヤーではお客様が座る後部座席の快適性を常に意識します。
そのためプライベートで車に乗ったときも無意識に乗り心地をチェックしてしまいます。
「このブレーキは少し強いな」
「この段差の越え方は結構揺れるな」
そんなことを考えてしまう人もいるでしょう。
仕事で身についた感覚はなかなか抜けません。
黒塗りの高級車を見ると無意識にハイヤーか確認する
街中で黒いクラウンやアルファード、高級セダンを見かけるとつい目で追ってしまいます。
そして無意識にナンバープレートを確認して、「これはハイヤーかな?」と考えます。
場合によっては会社まで気になってしまうこともあります。
一般の人にとっては単なる高級車でもハイヤードライバーにとっては同業者かもしれない車です。
これも完全な職業病でしょう。
道路を見ると渋滞ポイントや抜け道を考えてしまう
休日に街を歩いていても道路を見るとつい交通状況が気になります。
「この時間はここ混むんだな」
「ここからならあの道へ抜けられそう」
仕事ではないのに無意識にルートを考えてしまいます。
テレビで道路の映像が流れただけで場所が分かるようになる人もいます。
長く続ければ続けるほど道路を見る視点が完全にドライバー目線になっていきます。
他人の運転に乗るとブレーキの踏み方が気になる
タクシーや家族の車に乗ったとき他人の運転が気になるようになる人も多いでしょう。
特に気になるのがブレーキです。
停止直前に強く踏む運転や、アクセルのオン・オフが激しい運転に敏感になります。
自分が普段乗り心地を意識して運転しているからこそ他人の運転にも目が行ってしまうのです。
正直内心では「この下手くそ!」と思っていることも珍しくありません。
だからといって口に出すと嫌がられる可能性があるので心の中だけに留めておくのがおすすめです。
待機時間が長くて太る
ハイヤードライバーは太りやすい仕事です。
仕事の多くは運転席で座っている時間だからです。
さらに待機中も基本的には車内や控え室などで過ごすため一般的な仕事と比べても歩く機会が少なくなりがちです。
そこへコンビニのお菓子やコーヒー、夜食などが加わるといつの間にか体重が増えていることがあります。
「転職してから太った」というハイヤードライバーは意外と多いのではないでしょうか。
私自身も絶賛過去最高体重を更新中です。。
意識的に歩いたり食事を調整したりしないと運動不足になりやすい仕事です。
泊まり仕事に抵抗がなくなる
ハイヤーでは運行時間によって営業所などに泊まるケースがあります。
最初は「会社に泊まるなんて嫌だな」と感じる人もいるでしょう。
しかし何度か経験すると意外と慣れてきます。
翌朝の出庫時間が極端に早い場合、自宅まで帰って数時間後にまた出勤するより泊まってしまったほうが楽だからです。
社歴が長くなるに従って「通勤しなくて良い」というのが想像以上に楽だと徐々に気付いていきます。
そのうち「明日早いから今日は泊まるか」と普通に考えるようになります。
一般的な会社員からするとかなり特殊な感覚ですが、ハイヤードライバーにとってはそれほど珍しいことではありません。
ハイヤーを長く続けると「普通の仕事ができなくなる」

一人で過ごす時間が多い働き方に慣れてしまう
ハイヤードライバーの仕事は、一人で過ごす時間が非常に多い仕事です。
もちろんお客様を乗せている時間はありますが、同僚と一日中一緒に仕事をするわけではありません。
運転中も待機中も基本的には一人です。
この環境に慣れてしまうと一般的なオフィスで大勢の人と一日中働くことが想像できなくなってきます。
まさに私がそうです。
「もう一人で働く仕事じゃないと無理かもしれない」と感じるようになる人もいるでしょう。
上司や同僚と一日中一緒に働く生活に戻れなくなる
一般的な会社では上司や同僚と常に同じ空間で仕事をすることも珍しくありません。
一方ハイヤーは営業所を出てしまえば、基本的には自分一人です。
誰かに常に見られながら仕事をするわけではありません。
もちろん自由なだけではなく、自分で判断しなければならない責任もあります。
それでもこの距離感に慣れてしまうと、正直楽すぎて再び職場の人間関係に囲まれて働くことに抵抗を感じるようになります。
待機時間のある働き方が当たり前になる
ハイヤーには長い待機時間があります。
最初は「こんなに何もしない時間があっていいのか」と戸惑うかもしれません。
しかし長く続けると待機時間も上手に活用できるようになります。
本を読んだり、スマートフォンを見たり、休憩したりしながら過ごします。
そうした働き方に慣れてしまうと朝から夕方まで休む暇なく作業し続ける一般的な仕事が逆に大変そうに感じるようになります。
平日に休める生活に慣れてしまう
勤務形態にもよりますがハイヤードライバーは平日が休みになることもあります。
平日のショッピングモールや飲食店は比較的空いています。
役所や銀行、病院などにも行きやすく、休日を快適に使えます。
一度この生活に慣れると土日しか休めない働き方に戻るのが惜しく感じる人もいるでしょう。
平日休みの便利さを知ってしまうのもハイヤードライバーあるあるです。
大変なことはあっても「なんだかんだハイヤーが楽」と感じる
もちろんハイヤーは楽な仕事ではありません。
勤務時間が長くなることもあれば、予定変更や渋滞で神経を使うこともあります。
それでも一人で過ごせる時間が多く、常に誰かと関わりながら仕事をする必要がないという特徴があります。
その環境が自分に合っている人にとっては他の仕事よりも精神的に楽だと感じることがあります。
だからこそ一度ハイヤーを長く経験すると、
「もう普通の仕事はできないな」
と思うようになるのかもしれません。
まとめ|あなたはいくつ共感しましたか?
今回は現役ドライバーなら思わずうなずいてしまう「ハイヤードライバーあるある」を紹介しました。
予定より早く着きすぎたり、渋滞すると自分のせいではないのに焦ったり、待機時間が長くて太ったり。
さらに長く続けていると泊まり勤務への抵抗がなくなり、「普通の仕事には戻れない」と感じるようになる人もいるでしょう。
こうした感覚は実際にハイヤードライバーとして働いた経験があるからこそ分かるものです。
一見すると特殊な仕事ですが続けていくうちにその特殊さが当たり前になっていきます。
大変なこともありますが、その一方で一人で過ごす時間が多く自分のペースで働きやすいのもハイヤーの特徴です。
あなたはいくつ「あるある」と感じましたか?
読んでもまだ迷っている方へ
ハイヤードライバーの仕事内容を理解しても、「実際に自分が向いているか」はなかなか判断しにくいものです。
無料のハイヤー適性診断では、25問の質問からあなたの強みや注意したいポイントを確認できます。
記事を読むだけでは分からない「自分の場合」をチェックしてみましょう。
