ハイヤードライバーを辞めたい人へ|収入の不安と家族との両立を考える
はじめに
「ハイヤードライバーをもう辞めたい」
そう思っていても今の仕事を続けるべきか、別の働き方を探すべきか、すぐには決められないですよね。
私も過去にハイヤードライバーを辞めたいと思ったことがあります。
なかなか専属や請負に定着できず、収入が安定しなかったとき。
そして泊まり勤務などで、家族との折り合いをつけるのに苦労したときです。
辞めたいと感じたら、まずは「今の何が変われば続けられるのか」を整理してみてください。
収入の見通しや勤務の組み方が変わることで続けられる場合もあります。
一方で必要な条件を満たせないなら、退職や転職を考えてよいと思います。
この記事では私が辞めたいと思った二つの経験をもとに、収入の不安と家族との両立をどう考えるか、会社に何を確認するかを整理します。
▼実際にハイヤードライバーに多い退職理由については下記の記事をご覧ください▼

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私がハイヤードライバーを辞めたいと思ったとき

専属や請負に定着できず、収入が安定しなかった
私は専属・請負の両方を経験しています。
その中でなかなか担当先に定着できず、収入が安定しない時期に「辞めたい」と思いました。
ここでは専属・請負を、特定のお客様や企業を継続して担当する働き方としてまとめて扱います。
呼び方や仕事内容、給与への反映のされ方は会社や契約によって異なります。
収入の不安は単に「もっと稼ぎたい」という話だけではありません。
家賃や食費などの支出は続くのに入ってくる金額の見通しが立ちにくければ、生活の予定も組みにくくなります。
例えばある月の収入が多くても、その金額が翌月以降も続くのか分からなければ、それを前提に毎月の支出を増やすことは難しいでしょう。
収入の高さと、収入の安定性は、分けて考える必要があります。
ただし担当が決まれば誰でも収入が安定する、と言い切れるわけではありません。
その点は、給与の仕組みと合わせて確認したいところです。
泊まり勤務などで、家族との折り合いがつかなかった
もう一つ辞めたいと思ったのは、泊まり勤務などと家庭生活の折り合いをつけるのに苦労したときです。
仕事として必要な勤務だと分かっていても、家族との生活が自然にその勤務へ合わせられるとは限りません。
自分が家を空けることで家の用事を誰が担うのか、家族がどの予定を調整するのかという問題も出てきます。
収入のために働いていてもその働き方で家族の負担が増えると、仕事だけを見て「続ければよい」とは決められなくなります。
家族との折り合いに苦労した経験は、私にとっても辞めたいと思う理由の一つでした。
収入が不安なときは「定着すれば大丈夫」の中身を確かめる

生活に必要な金額と今の収入の見通しを並べる
収入の不安を整理するときは、最初に生活を続けるために毎月どれくらい必要なのかを確認します。
そのうえで直近の給与明細を見ながら、毎月おおむね変わらない部分と勤務によって変わる部分を分けてみてください。
ここで分けたいのは、「収入が少ないこと」と「収入が読めないこと」です。
例えば毎月ほぼ同じ金額でも生活費を賄えなければ、収入額そのものを見直す必要があります。
一方月によって上下することが問題なら、低い月にどこまで下がるのか、変動の理由が一時的なのかを確認することが判断につながります。
ただし給与明細だけでは今後の担当や勤務まで予測できません。
手当などの支給条件で分からないところは会社に確認してください。
「平均では足りている」という見方だけで済ませず、収入が低い月にも生活を維持できるかまで考えることが大切です。
担当先が決まることと給与が安定することを分ける
専属や請負に定着できれば、勤務や収入の見通しが立てやすくなる可能性はあります。
ただそれは担当後の勤務条件や給与の計算方法にも左右されます。
例えば固定部分が大きい給与と残業や各種手当によって総額が変わる給与では、同じように担当先が決まっても収入の変わり方は異なります。
継続して担当する仕事でも勤務時間が変われば受け取る金額が変わる仕組みかもしれません。
会社に相談する際は、次の三つを分けて聞くと話が具体的になります。
- 現時点で、継続して担当できる仕事の見込みはあるか。
- 担当が決まるまでの給与は、何によって増減するか。
- 担当が決まった後も変わる給与項目はあるか。
まだ決まっていない配属や将来の収入について会社が確約できないこともあります。
いつか安定するという期待と、今確認できている条件を分けておくことで、待ち続けてよいかを考えやすくなります。
泊まり勤務は引き受ける前に家族との両立を考える

泊まり勤務と家庭の両立を考えるうえではその仕事を引き受けるかどうか、自分で判断できる場面があることも知っておいてほしいと思います。
車庫番と専属・請負では、その判断をするタイミングが違います。
車庫番では泊まりが必要な仕事を断ることもできる
特定の担当先を持たず、会社から割り当てられるさまざまな仕事を担当する「車庫番」の場合、泊まり勤務が必要になる仕事を断ることも可能です。
例えば家族の予定と重なって家を空けられない日であれば、その事情を伝えて泊まりが必要な仕事を断るという選択ができます。
泊まり勤務が難しい事情が続くならその都度悩むだけでなく、あらかじめ会社に希望を伝えておくと仕事の相談をするときの前提を共有できます。
ただし仕事を断った後にどのような仕事を担当できるのか、収入にどの程度影響するのかは、別に確認したい点です。
やはり泊まり勤務をやった方が労働時間は長くなりがちなので収入に繋がります。
給与の仕組みやほかの仕事の状況によって変わるため泊まりを断っても同じ収入を維持できるとは限りません。
専属・請負で泊まりが続く仕事は打診の時点で判断できる
専属や請負で毎日のように泊まり勤務になる仕事は、その働き方が事前に分かっています。
担当を打診された時点で、条件が合わなければ断ることも可能です。
そのため打診を受けたら、泊まりの頻度や帰宅できるタイミングなど、生活に関わる条件を確認し家族と話し合ってから引き受けるかを考えてください。
たまに一晩家を空けることと、泊まりが日常的に続くことでは家庭への影響も変わります。
例えば泊まりが続く間は、家の用事を家族だけで担う日が増えるかもしれません。
勤務表の上で帰宅できるかだけでなく帰宅後にどのように過ごせるかまで考えておくと、生活を具体的に想像しやすくなります。
「専属や請負に定着したい」という気持ちがあっても家庭で続けられる条件かどうかは確認が必要です。
担当が決まることだけを優先せずその勤務が続く生活を家族と一緒に考えてみてください。
断れる選択肢があっても収入との折り合いには悩む
ここまで読むと「断れるなら、泊まりの仕事を受けなければよいのでは」と感じるかもしれません。
ただ収入の見通しが立たずに悩んでいるときには、継続して担当できる仕事を見送ることにも迷いが生まれます。
泊まりを避けたい気持ちと収入を安定させたい気持ちの両方があると、どちらか一つだけでは決めにくくなります。
だからこそ仕事を受ける前に、次のような条件を家族と整理しておきたいところです。
- 泊まり勤務に対応できる頻度と家を空けられない日。
- 不在中の家事などを誰が担いどの程度までなら続けられるか。
- 泊まりの仕事を見送る場合生活に必要な収入をどう確保するか。
すでに担当を引き受けた後で両立が難しくなった場合は、勤務や担当の見直しを営業担当の職員に相談することになります。
泊まりの仕事を引き受けるかどうかも、自分と家族の生活を守るための判断です。
収入だけでなくその生活を無理なく続けられるかまで含めて考えてよいと思います。
続けるか辞めるかを考えるために確認しておきたいこと

「何が変われば続けられるか」を会社に伝える
会社に相談する余地があるなら「辞めたい」という気持ちに加えて、続けるために必要な条件も伝えてみてください。
相談の目的は希望を伝えることと、実際に変えられる範囲を確かめることです。
例えば次のように聞くと確認したいことが伝わりやすくなります。
以下は相談のための文例です。
「収入の変動が大きく、今のまま続けられるか悩んでいます。継続して担当できる仕事の見込みとそれまでの給与の考え方を教えていただけますか」
「泊まり勤務と家庭の両立が難しくなっています。回数や予定が分かる時期について調整できる範囲を相談したいです」
回答をもらったら、何を変えられるのか、いつからなのか、まだ決まっていないことは何かを整理します。
「考えておく」という返事であれば、次に状況を確認する時期を相談しておくと見通しのないまま待つことを避けやすくなります。
希望する担当の空きや勤務の組み方によっては変更できない場合もあります。
相談すれば解決するという前提には立たず、回答を、今後を決めるための材料にしてください。
収入と家族の条件を一緒に見て判断する
収入の不安と家庭との両立は別々に確認したうえで最後は一緒に考える必要があります。
勤務を減らせば家庭の時間を確保しやすくても、給与の仕組みによっては収入が下がる可能性があるからです。
逆に収入が増えても家庭で受け入れられない勤務が続けば問題が解決したとは言えません。
次の表は判断を整理するための例です。
退職するかどうかを自動的に決める基準ではありません。
| 確認できた状況 | 次に考えること |
|---|---|
| 勤務や給与条件が具体的に変わる見込みがある | 変更後の収入と生活を確認し、いつ改めて判断するかを決める。 |
| 変更の可能性はあるが、内容も時期も未定 | 今の条件でどこまで待てるかを考え、別の仕事の情報も集める。 |
| 生活に必要な収入と、家庭で対応できる勤務条件が両立しない | 同じ仕事を続けることにこだわらず、退職や転職を具体的に検討する。 |
見直す時期は誰にでも同じ期間を当てはめる必要はありません。
生活費の余裕、家族の負担、会社から示された変更時期をもとに自分の状況に合わせて考えてください。
また疲れによって安全に運転できるか不安があるときは、この整理が終わるまで我慢する必要はありません。
運転を続ける前に会社へ状態を伝え勤務を相談してください。
別の会社や職種を考える場合も「ここを辞めれば全部よくなる」とは限りません。
今つらい理由を言葉にしておくことは、次の仕事で同じ条件に悩まないための確認にもつながります。
まとめ|自分と家族が続けられる働き方を選んでよい
私がハイヤードライバーを辞めたいと思ったのは、専属や請負に定着できず収入が安定しなかったときと、泊まり勤務などで家族との折り合いに苦労したときでした。
同じように悩んでいるなら、まず「生活に必要な収入」「家族と両立できる勤務条件」「会社が実際に調整できること」の三つを書き出してみてください。
条件が変わるなら続ける選択肢もあります。
必要な条件を満たせないなら退職や転職を考えることも自分と家族の生活を守るための選択です。
辞めたいと感じた自分を責めるより、その気持ちにつながっている条件を一つずつ確かめてみてください。
自分と家族が無理なく続けられる働き方を選んでよいと、私は思います。
▼実際にハイヤードライバーに多い退職理由については下記の記事をご覧ください▼

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